思うに、TBSに買収提案を仕掛けた楽天の思惑は「円滑な企業価値の破壊」ではなかったのか??
何を言いたいかというと、これでうまく株を買い取ってくれる企業が出てくればちょっとだけ儲かり、自社の株価も相応に下げることができる。キャッシュが増えて以上に高かった株価を少しだけ下げることができる、悪くない結末じゃないですか。
通常、自社の株価が高いというのはいいことなのですが、楽天のような勝ち組IT企業というのは株価が高くなりすぎていて、株価から読み取れる株主が期待する利益成長を続けるにはすでに自社の既存事業の順調な成長だけでは達成できなくなりつつある。まあ、平たく言うと、買収を繰り返さない限りゲームが成立しなくなっているんですよ。これって、ライブドアにもいえたことです。
まあ、そうは言ってもお手ごろのお買い得品なんてそうそうない。いいものはそれなりに高いし、安いものはよーく見ると傷物。常にいい買い物ができているとは限らない。ソフトバンクも光通信もこのサイクルにはまり込んで苦しんでいました。
という一連の状況を整理したうえで、改めて考えるとですね、実は楽天によるTBS買収というのは、実は次の有力な買収先を探すまでの時間稼ぎだったのではと思ってしまいます。だって、フジであれだけもめたんですよ、それなのに半年後にTBSに同じこと仕掛けてうまくいくと思いますか、普通。
しかも、うまいこと投資家を失望させて一旦ガス抜き的に株価を下げて自分達に課されるハードルを下げる。TBS株を誰かに肩代わりしてもらえれば、ちょっと儲かり、しかも次の買収先を見つけていれば利益成長の再び持続できる。これって話としてできすぎじゃありません?
まあ、すこしひねくれてものを考えすぎましたでしょうか。
ここまできつい事を言う気はないのですが、正直なところ「上手の手から水が洩れる」と申しますか、三木谷さんにしては詰めが甘いですよね。最終的にどこの行くんだろう??
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